cityscape-and-sea

熊野と私たちについて

About Kumano And Hirashoku

熊野の新宮という街

ヒラショクの故郷、

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水の都、新宮。川の古道ともいわれる熊野川が太平洋へと流れていく、熊野地域の一角を成す街。神倉神社や熊野速玉大社など歴史ある名所は世界遺産としても有名で、海・山・川の自然の恩恵やそれらにまつわる文化的・歴史的背景の豊かな街です。古くから商業が盛んだったことから、現在でも商売人が多く活気があり、周辺地域の生活を支える役割も担っています。

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暮らしている私たちにとっては日常の一風景になっている新宮城跡や徐福公園。それらは、ここがどういう土地なのかを教えてくれる遺跡として、私たちが過去から何を受け継ぎ、未来へ何を残すべきなのかを考えるきっかけを与えてくれます。このような土地に生まれ、代々豆腐をつくってこられたこと、その喜びを豆腐を通して未来へつなげていきたいと考えています。

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豆腐づくり

生まれ育った街と

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新宮という街に生まれ育ったこと。その事実そのものを、あるいは今もなお新宮で豆腐をつくり続けているからこそ進化している私たちの感覚を、豆腐づくりに活かしていきたい。新宮の自然から受ける刺激、文化から受ける刺激、歴史から受ける刺激、それらは私たちがこの街で暮らし、仕事をしているからこそ磨かれる特有のものです。

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そして、そういった私たち自身の感覚は、つくり手の意識次第でつくるものへ宿していくことができると信じています。つまり、私たちだからこそ、ここでしかつくれない豆腐をつくることができるのだという確信があるのです。それは、単に地産の素材を使用するという意味ではなく、目に見えるものばかりではない風土を味わうような豆腐なのだと思うのです。

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豆腐づくり

熊野とともに歩む

これまでも、これからも

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大正11年に創業し、百年余り。三代に渡ってこの地で豆腐をつくり続けて参りました。この土地とともに豆腐をつくるということは、この土地に暮らしている私たちの「手」で豆腐をつくるからこそ成り立つ理屈です。近代化の中で機械化してきた豆腐づくりですが、まだまだ人の手でつくるからこその深い魅力がある気がしてなりません。

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次の百年に向けて、その未来がどのような時代となるのか想像もつきませんが、変わらずここで昔ながらの豆腐をつくり、その中で常に「今できること」を積み重ねていくことが私たちの使命だと考えています。この土地でしかつくれないものが必ずあります。この地域に必要なものが必ずあります。私たちは豆腐づくりでそれを実現し、熊野とともに歩むため、今日も豆腐をつくっています。

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